【FXに重要な環境認識】スイングトレードとファンダメンタルズ分析

FX初心者に向けて

トレードを行う上でトレンド相場なのか、レンジ相場なのか判断することは非常に大事ですよね。このトレンドが発生しているのか、レンジなのかを判断することを「環境認識」と言います。

環境認識において、最も重要なポイントは「長期足の確認」「ファンダメンタルズ分析」の2点だと思います。

なぜ環境認識に「長期足の確認」と「ファンダメンタルズ分析」が重要なの?

私は今まで、スキャルピングやデイトレードの本ばかり読み、毎日「何pips」とってやるとか、1日「いくら」稼ぐとかそういうことを目標に考えていましたが、そうやってトレードを繰り返していると必ずといっていいほど負けていました。損切りや利確のポイントについて手法の検証を繰り返して、いろいろ試してみましたが、どうやっても勝てることができませんでした。(その時の知識と経験が無駄にはなりませんが)

そうやって試行錯誤しているうちにわかったことは、まずチャートは「短期足になればなるほどランダム性が高まる」ということです。勉強していると、どの投資関係の本にも同じようなことが書いてあっているので知っていましたが、実際は理解できていない状態でした。

そうして自分に向いているトレードスタイルは、短期トレードではなくスワップ狙いのトレードスイングトレードだということに気づくことができました。スイングトレードなら頻繁にチャートをチェックしたり、トレードしなくても利益を出すことができるので、仕事と兼業しているならスイングトレードが向いていると思いました。しかも、無駄なエントリーが減るので、損失も抑えることができます。

スイングトレードにおいて重要なことは「トレンドの流れに逆らわない」「トレンドはファンダメンタルズに左右される」ことです。この重要な2点に必要な能力が「環境認識」です。

僕が解説する「環境認識」に必要な手法は「マルチタイムフレーム分析」という、長期足と短期足の複数の時間足をみる方法がありますが、それにファンダメンタルズ分析を加えた手法となります。

そもそも短期トレードで勝てないのに、短期足だけ確認してトレードするのはかなり難しいです。その為、「長期足の確認」と「ファンダメンタルズ分析」で「環境認識」し、リスクリワードを意識しながらスイングトレードしていければ、結果的に勝てるようになりました。

また、今回「長期足の確認」「ファンダメンタルズ」という点について解説しますが、正直簡単に習得できるものではないと思います。これらを習得するには、長時間練習と勉強を続けた賜物としか言えないです。しかも、何年続けようが「終わりがない」ので、相場に居続ける限りは努力を続けるしかないと思います。では、早速解説していきます。

スイングトレードの環境認識に大事な2点

1.長期足の確認

長期足の確認といっても、ただ日足・週足を見ても意味があまりありません。ですので、この記事では長期足の確認方法として、「ダウ理論」「サポレジライン」の2つでトレンド相場なのかレンジ相場なのかを判断していきます。

ダウ理論

先ほども話したトレンド相場なのか、レンジ相場なのかというのを分析した一番有名なテクニカルの理論が「ダウ理論」です。このダウ理論についてまず簡単に説明していきます。

ダウ理論6つの原則
・トレンドは明白な転換シグナルが発生するまでは継続する

・価格(平均)はすべての事象を織り込む
・トレンドには3種類ある
・主要トレンドは3段階からなる
・平均は相互に確認されなければならない
・トレンドは出来高でも確認されなければならない
この内、最も重要なのは「トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」です。

まずトレンドとは、下図のように上昇トレンドでは高値・安値を切り上げながら上昇します。下落トレンドでは高値・安値を切り下げながら下落していきます。このように高値と安値が切り上がっているか?切り下がっているか?というのを見極めることで、ダウ理論では「トレンドが継続している」または「トレンドが終了した」と判断します。

こういったチャートパターンになっていると、トレンドが分かりやすいですよね。しかし、下図のような場合だとどうでしょうか?

この場合、途中までは上昇トレンドを形成していました。しかし、安値3が安値2を切り下げてしまっているので、「トレンドが継続する」とは言い切れなくなってしまいました。今後の展開としては、いろんなパターンがあると思いますが、主にこの2つのシナリオが考えられると思います。

一つ目は、高値を更新することができず、上昇トレンドを継続するパターンです。このチャートパターンは「ヘッドアンドショルダー(三尊)」と呼ばれている形ですよね。他の理論でもトレンド転換のシグナルとして使われているので、ダウ理論でも上昇トレンドは終了したと判断します。その後、下落トレンドなのかレンジ相場なるのかは分かりません。

二つ目は、そのまま上昇トレンドを継続するパターンです。こちらのパターンの特徴は、安値3の切り下げが「騙し」となっていた場合です。この騙しが短期足だと、頻繁に見られるため、「長期足の確認」が重要となってきます。

この「騙し」はロウソク足のヒゲとしてよく現れます。下図は2018年のドル円日足チャートです。こちらのチャートは上昇トレンド中なのですが、赤丸で囲んだ場合は直近の安値を一瞬切り下げていますが、ロウソク足の実体は前回安値を切り下げていないことが分かります。つまりこれは「騙し」となっており、その後も上昇トレンドは継続しています。しかし、長期足だとこういった騙しはあまり見られません。

次に下図のドル円5分足のチャートをご覧ください。

5分足だとロウソク足実体で前回安値を切り下げていますが、その後も上昇トレンドを継続していることが分かります。短期足になればなるほど、こういった騙しは増えてきます。つまり、短期足ではランダム性が高く、ダウ理論の原則が当てはまらない可能性が高くなってきます。

サポレジライン

サポレジラインとは水平線を役割からサポートライン(支持線)とレジスタンスライン(抵抗線)と2つの名称で読んでいます。

サポレジラインとは? ・サポートライン(支持線)…下落してきた際、安値の水平線
・レジスタンスライン(抵抗線)…上昇したきた際、高値の水平線
サポレジラインは注文が多く入っているので、反発しても突破してもレートが大きく動くことが多いです。

例えば、下落トレンドの場合はサポートラインで買いの指値注文が多く入っていると、反発すると考えることができますよね。または、損切り(逆指値注文)をサポートラインの下に設定してあると、サポートラインを割ったときは損切りが発生し、より大きく下落することが考えられます。これは「ストップロスを巻き込んで下落」などとよく表現されていますよね。

そして、このサポレジラインも短期足であればあるほど、「騙し」が多くなってきます。1分足や5分足などはサポレジはあるようでないと思います。逆に日足や4時間足のサポレジラインというのは、かなりのトレーダーが意識しているポイントである為、大きく動くことが多いです。ただし105.0円や110.0円などキリの良い価格というのは、水平線とは別に強く意識されています。

サポレジラインをユーロドルの日足チャートで実際に確認してみましょう。

こちらは2013年のユーロドル日足です。下落していましたが赤線のところで反発し、再度サポートラインを試すという形になっています。日足で見ると強く意識されて反発しているのが分かります。真ん中の安値もサポートラインを試すような動きになっており、変則的ではありますが、逆ヘッドアンドショルダー(逆三尊)の形になっていますね。実際このチャートのあとは上昇トレンドに転換しており、年末には1000pips程上昇していました。

また、これはサポレジラインで反発したパターンとなりましたが、サポートラインをブレイクアウトした場合はどうなるでしょうか?

こちらのチャートは2016年のポンドドル日足となります。下落トレンドが続き、赤線のサポートラインにぶつかっています。その後もう1度サポートラインを試したあと、3回目はラインを突破。下落トレンドが再開しました。その後、800pips程下落しました。このサポートラインをブレイクアウトするまでの期間は約半年ほどかかり、その分強い下落トレンドが発生しました。

こういった水平線のレジサポラインも、短期足であればあるほど機能しなくなる為、長期足での確認は必須となります。特に初心者の方や、スキャルピングやデイトレードをする方でも、確認しなければなりません。

2.ファンダメンタルズ

FXにおけるファンダメンタルズとは、国際的な景気・経済状況など表す経済指標を指し、「経済状態を判断する基礎的条件」と訳されます。

国の場合、経済成長率(GDP)、政策金利、インフレ率などがこれに当てはまります。これらの指標の分析を元に為替の値動きを予測することをファンダメンタルズ分析と言います。

特に長期的なトレンドというのは、ファンダメンタルズが大きく左右してきます。大きなお金を動かす機関投資家や実需筋というのは、経済ニュースで動くこともある為、ファンダメンタルズ分析というのは無視できません。

初心者のみならず、テクニカル分析だけで儲けている個人投資家でも、ファンダメンタルズ分析をまったく分からないという方は多いと思います。特に先ほど述べた、ダウ理論でも「価格はすべての事象を織り込んでいる」とあるように、ファンダメンタルズも含めてチャートに現れている為、「まったく知らなくても勝てる」というトレーダーは多数存在します。

しかし、政策金利やGDP、物価、失業率などの状態はその国の経済状態に大きく左右される為、これらが為替や株に影響がないわけないんです。つまり、「知らないよりは知っている方が強い」と思います。さらにスイングトレードで長期の目線になればなるほど、ファンダメンタルズの影響が大きくなる為、かならず勉強しておいた方が良いと思います。余談ですが、スイングトレードは暇な時間が多いので、チャート分析して余った時間にファンダメンタルズの勉強ができると思います。

また、ファンダメンタルズで分析材料となる情報を以下に示します。

・経済指標
・金融政策
・財政政策
・経済政策

・インフレターゲット
・政策金利
・外交問題
・国債の動向
・先物価格
・地政学的リスク
・要人発言
はい。たくさんありすぎて、何を参考にしたら良いかなんて分からないですよね。その為、まず勉強しやすい通貨から解説していきます。

ファンダメンタルズに大きな影響を与える通貨

ファンダメンタルズといっても簡単には語れない為、まず世界中どの国の経済・通貨にも影響する通貨について解説します。それは「米ドル(USD)」と「ユーロ(EUR)」となります。そして、この2つの通貨ペアである「ユーロドル(EURUSD)」が世界1取引量が多い通貨ペアとなります。

今回はその1つである「米ドル」を参考にして、ファンダメンタルズ分析を他通貨でも応用してください。しかし、一朝一夕で理解できるものではないので、日々勉強を続けてください。(自分自身にも言っています。)

米ドル(USD)

アメリカ合衆国の通貨が「米ドル」です。アメリカのドルが世界の基軸通貨となっている為、米ドルだけ押さえておいても良いと言えるくらい最強の通貨です。

米ドルのファンダメンタルズ分析においては、重要なポイントが多い為、簡単に解説することは難しいですが、今回は4つのポイントに絞って解説していきたいと思います。

4つのポイント
・政策金利(FRB,FOMC)
・株価
・アメリカ国債の利回り(10年債)
・雇用統計
政策金利
 
まずは金融政策の1つである「政策金利」について解説します。

政策金利とは中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利となります。景気が良い場合には、金利を引き上げて(利上げ)、経済を落ち着かせます。逆に景気が悪い時は、金利を引き下げて(利下げ)、経済を活発化させます。

この金融政策を決める米国の中央銀行を「連邦準備理事会(以下FRB)」と呼びます。そしてこのFRBの理事と連邦準備銀行の総裁5人で行わせれる会合(FOMC)で政策金利は決定されます。

FOMCは年8回行われ、3、6、9、12月はFRB議長の記者会見があります。この会合で決まった政策金利で米ドルの方向性が決まることが多く、各四半期末に発表されることが多いです。

➡︎10分で分かる金融政策(利上げ、利下げ)

株価

米国株価指数(ダウ平均株価)の上昇につられて、米ドルも上昇します。株価の上昇=景気の向上を意味しますので、為替も上昇します。

その為、ダウ平均株価とドルインデックス(米ドルの強さを図る指標)は相関関係にあると言われています。

アメリカ国債の利回り(10年債)

国債とは国が発行するもっとも安全な資産ですよね。金持ちほど国債を保有していると思います。そして、経済が良いときほど、国債の利回りは上昇します。

そして、「米国10年国債利回り」は特に米ドルと相関関係にあります。つまり10年債利回りを見て下落すると、米ドルも同じように下落する傾向にあります。

先ほどの政策金利というのは短期金利のことで、中銀が一般銀行に融資する際の利回りです。一方10年債とは長期金利のことで、一般の人が購入する国債の利回り・住宅ローンなどの利回り・定期預金の金利などです。また、長期金利というのは市場が決定するもので、政策金利の動向の影響が大きいです。

雇用統計

雇用統計とは、アメリカの労働相が毎月第一金曜日に発表する経済指標で、10以上の項目から構成されます。

経済指標の中でも重要度が高く、指標発表時のボラティリティ(値動き)は大きくなります。

そして、雇用というのは、景気に直結している為、
・雇用統計が悪い=景気が悪い
・雇用統計が良い=景気が良い
と言えます。その為、世界の基軸通貨である米ドルは他通貨への影響も大きい為、多くのトレーダーが注目します。

➡︎【知らないと損】雇用統計を簡単に解説

実際に行っているスイングトレードの手法

ここまで、スイングトレードに必要な「環境認識」について解説してきましたが、実際に「長期足の確認方法」と「ファンダメンタルズ分析」の活用方法について解説していきたいと思います。

長期足の時間軸は?

私は、15分足でエントリーするタイミングを決めます。しかし普段見ている時間軸は、以下の4つとなります。

・1時間足
・4時間足
・日足
・週足
この4つの時間足となっています。

さらに加えるとすれば、月足も確認します。頻繁には確認しません。

どの時間足を確認しても自由ですが、最低日足は確認した方が良いと思いますし、いろんな時間足を確認しておいた方が良いです。冒頭でも述べた、「マルチタイムフレーム分析」ですよね。

複数の時間足を確認していてわかることは、「それぞれトレンドが違う」ということです。つまり、短期足のトレンドと長期足のトレンドが真逆になることも有り得ます。

また、上位足(長期)は下位足(短期)の集積と言われてます。下位足がまとまって上位足になる為、短期足におけるトレンドというのは、長期のトレンドには勝てないのです。

つまり、「長期足のトレンドに逆らわないトレードを行えば、負ける確率が減る」ということが言えます。

どの時間足が最適か?

長期足でトレンドを確認する際、「どの時間足を選ぶと最適か?」という問題ですが、実際にトレードを行う足は好みの時間足で良いと思います。

普段チャートを確認する際は、長期足を見ると良いです。

「長期トレンドの方向は自分好みの時間足の約5倍の足を中心に判断する」と「投資苑2」という本にて話されています。

また、「モニタリングは、エントリー時の時間足より5倍〜12倍が良い」とも「魔術師たちの心理学」で言われています。

つまり15分足→(約5倍)1時間足→(約5倍)4時間足→(約5倍)日足といった形で見るのが最適と言えるでしょう。

私が普段、最も頻繁に見るチャートは4時間足になります。

ファンダメンタルズとの組み合わせ

この長期足で確認したトレンドの方向とファンダメンタルズ分析で予想されるトレンド方向があえば、トレードをするという形になりますね。

私のブログでは、この環境認識について常時発信している為、他の記事を参照してもらえるとどういった分析をしてトレードを行っているかわかると思います。

今の所、高金利通貨中心で行っていますが、今後はドルストレートの主要通貨もトレードしていきたいと考えているので、よかったら参考にしてください。

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